赤朽葉‐あかくちば‐・・・竹村晋太朗
この両手に抱えられるだけのものを
守りながら生きていた。
このままではいけないと、
焦燥に背を押される日々をただ繰り返す。
あの夜、あの星に出会うまでは。
元汰々‐がんだだ‐・・・岡村圭輔
王を支える二柱の一人。
揺るがぬ忠誠を胸に、
ただひたすらに王の願いを叶えることを己の使命とする武人。
正義も、慈悲も、
すべては王の意志のために。
亜路‐あじ‐・・・西分綾香
王を支える二柱の一人。
その手から放たれた縄鏢は風を裂き、
遠き敵をも逃がさない。
じっくりと、首に真綿が締まるように
抗う術なき運命が静かに絡みついていく。
句禹王‐くうおう‐・・・黒田ひとみ
敵国からの絶え間ない侵攻にさらされ
重圧の渦に沈んでいく若き王。
安寧と破滅の狭間で揺れながら、
狂気すらも己が策へと昇華させ
次なる一手を打たんとするが…
宗那‐そうだ‐・・・雨宮岳人
心優しき村の青年。
たとえ己が困窮しようとも、
ただ与えることを選び続ける。
身重の妻を気遣いながら、
ささやかで、
かけがえのない日常を守り生きている。
九菜‐くうな‐・・・伊鶴由貴
夫と支え合い、
つつましく日々を紡ぐ女性。
やがて訪れる新たな命の気配を胸に、
その時を静かに、確かに待ち望んでいる。
凶星‐まがぼし‐・・・小林嵩平
赤く光る星が、
空を裂くように滑り落ちた。
それは吉報を運ぶ兆しだろうか。
それとも、抗えぬ災いの先触れか。
その光が、
すべての運命を静かに狂わせていく。