登場人物紹介

-ふり- ・・・西分綾香(劇団壱劇屋)

刀鍛冶見習い。育ての親にして師匠である貫地谷の失踪後、裏切り者の弟子として周囲から蔑まれている。貫地谷の生存を信じ、自ら捜索するため酒呑童子討伐チームに紛れ込む。

酒呑童子 -しゅてんどうじ- ・・・小林嵩平(劇団壱劇屋)

突如として現れた”人あらざる存在”で、鬼を束ねる総大将。その力を恐れた人類からは共通敵と見做され、彼を討伐するべく国中から様々な鍛冶師たちが集められる。

天神 -てんじん- ・・・淡海優(劇団壱劇屋)

世に実在し、民衆が視認することのできる神様。中御門の隣で国の成り行きを見守っている。酒呑童子討伐のため、聖要鉄(ひじりかなめてつ)を人間に授ける。

中御門 -なかみかど- ・・・石川耀大(劇団壱劇屋)

国を治める最高権力者。実在する神・天神による言葉を信じ、民衆を導こうとする。人類の共通敵である酒呑童子を討伐するため、国中の鍛冶師を都に召集した。

噺家 -はなしか- ・・・石原正一

世界の外側から物語の行く末を見つめ、神出鬼没に現れては、軽快な口調で聴衆を誘う謎の男。彼の口から語られる”あらすじ”によって、物語の幕が上がる。

右醍 -うだい- ・・・丹羽愛美(劇団壱劇屋)

酒呑童子の右腕的存在の鬼。酒呑童子の命のもと、鍛冶師たちに襲撃をかける。相方である左醍のことは「左の」と呼んでいる。

左醍 -さだい- ・・・長谷川桂太(劇団壱劇屋)

酒呑童子の左腕的存在の鬼。酒呑童子の命のもと、天神に襲撃をかける。相方である右醍のことは「右の」と呼んでいる。

<刀鍛冶>

貫地谷 -かんじや- ・・・竹村晋太朗(劇団壱劇屋)

国一等の刀鍛冶師。無骨だが心優しく、唯一の弟子・振を娘のように想っている。酒呑童子討伐に参加するが消息不明に。逃げ帰った者によって「貫地谷が裏切った」と伝えられる。

一ノ瀬 -いちのせ- ・・・大野清志(X-QUEST)

国一番の剣技を持つ侍。貫地谷が聖要鉄(ひじりかなめてつ)から打った刀で、酒呑童子討伐戦に参加。敗戦し、貫地谷が失踪した以降は、天神の遣いとなり都に常駐している。

<銃鍛冶>

前國藤 -まえくにとう- ・・・椎名亜音(劇団6番シード)

銃鍛冶師。神経質な性格で、物事が整理整頓されていないと気が済まない。鉄砲とは洗練された芸術品であり、刀よりも優れているという強い理念を持っている。都に召集された鍛冶師たちの中でも特に、中御門からの信頼が厚い。

十左近 -じゅうさこん- ・・・藤堂瞬(劇団6番シード)

前國藤の相棒で、二丁の火縄銃を駆使する凄腕の銃使い。自身の仕事に矜持を持ち、目に映るすべてのモノを自分にとっての”的”だと認識していて、常にそのモノの壊し方を考えている。

<大工鍛冶>

大工廻 -らくじゃく- ・・・谷口洋行

大工鍛冶師。特定の相方を持たず、自らが生み出した道具を自らが扱い戦う。数多の鍛冶師の中でも大工鍛冶が一番優れていると考えており、国一等の刀鍛冶として知られる貫地谷を強く意識している。

<鍋鍛冶>

多々良 -たたら- ・・・日置翼(劇団壱劇屋)

鍋鍛冶師。狐のマークで有名な鍋専門メーカーの社長であり、彼が作り出す鍋は軒並み空前の大ヒットを記録する、鍋界のインフルエンサー。如何なる状況下でも名刺配りを欠かさない。

ムラキ・・・梅原サエリ

多々良が経営する鍋メーカーの専属広報を務めるお料理アイドル。可愛い顔からは想像ができない物理攻撃を繰り出す。得意料理はチャーハン。悪い奴らは全部炒めちゃうゾ!

<農具鍛冶>

色雀 -しきじゃく- ・・・中野郁海

農具鍛冶師。咥え煙草で口調は荒く、男性相手でも怯まない胆力の持ち主。相方である伝七に対しても容赦がない。農具鍛冶師としての腕は確かで、酒呑童子討伐に向け召集される。

伝七 -でんしち- ・・・柏木佑太(劇団ラパン雑貨ゝ/nico株式会社)

色雀の相方で、朴訥とした雰囲気の農民の男。誤解を受けやすい色雀の言動にハラハラしつつも、穏やかに見守っている。非戦闘員である色雀のボディーガード的役割も担う。

<鋏鍛冶>

紅粉谷 -べにこや- ・・・土屋シオン(@emotion)

鋏鍛冶師。身体は男性だが、心は女性。可愛らしいものに憧れる一方で、自分自身が持つコンプレックスに苛まれている。注目を浴びることが苦手な性格で、酒呑童子討伐にも乗り気ではない。

母良 -ほろ- ・・・藤島望(劇団壱劇屋)

調髪師であり、紅粉谷の実の母。息子を心から愛しており、その複雑な心境に寄り添う。常に明るく笑顔で、誰とでも分け隔てなく接することのできる、”THE・オカン”。

<金銀鍛冶>

金艶吉 -きんあでよし- ・・・日南田顕久

金細工鍛冶師。抑圧されることが嫌いで自尊心が高い。派手好きで、他者を小馬鹿にしたような言動が目立つが、戦闘能力は高い。自己欲求を満たすため、自らが作り上げた薙刀を操り鬼を討伐する。

銀雷吉 -ぎんらいきち- ・・・柏木明日香(劇団壱劇屋)/黒田ひとみ(劇団壱劇屋)

銀細工鍛冶師。空腹状態に置かれることが嫌いで自虐心が強い。金艶吉とは対照的な性格だが、出自への共鳴から行動を共にしている。空虚感を満たすため、自らが作り上げたナイフを操り鬼を討伐する。

<ブリキ鍛冶>

エル・・・森田晋平

ブリキ鍛冶師。研究熱心な変わり者。他者にはまるで興味がないが、己の美学に背く行動を取ったものには容赦しない。オーブと過ごす日常を守ることを、何より重要視している。

オーブ・・・愛川こずえ

エルが心血を注いで創り出したブリキロボット。見た目だけではロボットだと見抜けないほどに精密。普段は愛らしい少女の姿をしているが、非常時は強大なロケットパンチを放つ。