遊佐猛‐ゆさたけし‐・・・小林嵩平(劇団壱劇屋)
亡き父、遊佐衛鉄から青塗りの大刀を継いだ、遊佐兄弟の兄。
剣の道に憧れる心に蓋をして、家族を守るため“国一カッコイイ野菜売り”を掲げて働き、家計を支えている。
町衆からの人望は厚い。
遊佐智‐ゆささとし‐・・・谷水力
亡き父、遊佐衛鉄から青塗りの脇差を継いだ、遊佐兄弟の弟。
真面目な性格で、人に頼ることが苦手。
かつて武士だった父の背中を追いかけて自らも剣の道を志し、千羽に師事している。二刀遣い。
上轟宗尹‐かみとどろきむねただ‐・・・久保田創
“武”によって統治を為す轟領を代々治める上轟家の現領主。
武芸の神と謳われる剣の達人で、心・技・体を極限まで研ぎ澄ませることを己に課しており、轟四王に自身との決闘を義務付けている。
千羽‐せんば‐・・・氏家蓮
轟四王の一人。通り名は規範好例。
四王時代の衛鉄から剣技を教わり、強い恩義を感じている。その縁から兄弟を気に掛け、智に剣技を教える。二刀遣い。
遊佐家に隠された事情を知る数少ない人物。
十朱‐とうあ‐・・・びぃと。
轟四王の一人。通り名は長剣の十朱。
上轟宗尹の実子で、間も無く実現する三領統合の際には次代領主に就くと目されている。
自身の置かれた境遇に答えを見出すべく、度々上轟との決闘に挑む。
百慈‐ももじ‐・・・岡村圭輔(劇団壱劇屋)
轟四王の一人。通り名は細剣の百慈。
現四王の中では古株で、方針を取り纏めるなど年長者としての振る舞いを見せる。
政治に興味を持たない上轟に代わり、三領統合に向けて話を進めている。
万彩‐ばんさい‐・・・大野清志
轟四王の一人で、飄々とした食わせ者。
勝者はなんでも願いを叶えられる轟領伝統の祭り【望成祭】にて一等者となり、権利を行使し前四王に挑み入れ替わりを果たす。
昨年加わったばかりの新参。
遊佐衛鉄‐ゆさえいてつ‐・・・森大
遊佐兄弟の父。
元は轟四王の一人として上轟に仕える武士だったが、とある出来事をきっかけに出奔。農夫となり過ごす。
物語開始時点で既に故人であり、青塗りの二本差しを兄弟に形見分けした。
遊佐まみ‐ゆさまみ‐・・・藤島望(劇団壱劇屋)
遊佐兄弟の姉。
武士の家であることに誇りを持っていたが故に、農夫となった父の姿を受け入れられずにいた。
そのため、武士を目指す智の夢に自身の願いも重ねており、懸命に支えている。
大典‐だいてん‐・・・西分綾香(劇団壱劇屋)
遊佐猛の友人。
常に大きな風呂敷を背負って歩いており、場面に応じて様々な文献や資料を取り出しては知識を説く。
兄弟のことを付かず離れずの距離から見守っている。
彦坂‐ひこさか‐・・・土屋シオン
まみが教える寺子屋に通う青年。
実直だが不器用な性格で、地道な鍛錬を腐らずに積み重ねることができる努力家。
智が開く道場の門下生として、剣を学ぶことに。
ダズリ・✕・グリグリー・・・竹村晋太朗(劇団壱劇屋)
私設考察団体ビューロの総帥、ノア・チェッカーから招かれた、外部登用の考察官。
自身の目で見定めた“主人公”の行く道を見届けるためなら、無茶苦茶な介入も辞さない。
ジョス・チェッカー・・・山本貴大(劇団壱劇屋)
私設考察団体【ビューロ】の補佐官。
同名の別個体が数多く存在するため、何かあればすぐに後任が派遣されてくる。
ダズリを考察任務に着任させようと試みるが何も上手くいかない。
大工の棟梁・・・日置翼(劇団壱劇屋)
ぶっきらぼうだが腕は確かな職人肌。幼い頃から遊佐兄弟のことを知っている。
智が開く剣術道場を建設中で、まもなく完成するらしい。
歌舞伎者・・・雨宮岳人(劇団壱劇屋)
景気良く場を盛り上げるお調子者。
今年の"望成祭"にエントリーして、優勝を狙っている。
乾物屋・・・奥住直也
猛らと古くからの付き合いである男。
町衆の中では比較的常識人だが、騒ぐ時は騒ぐ。
町医者・・・長谷川桂太(劇団壱劇屋)
町のみんなの掛かり付け医。
高齢なため、望成祭は優勝予想参加者として楽しんでいる。
看板娘・・・黒田ひとみ(劇団壱劇屋)
町衆の溜まり場となっている飲み屋の看板娘。
男性陣に負けない気風の良さだが、ミーハーなところが玉に瑕。